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不妊の原因とは?男女それぞれの原因について

不妊の原因になってしまう女性側の要素

体に関するもの

体に関する原因の治療は、西洋医学の科学的診断と外科的手術をベースとし、それを不妊鍼灸の名医に施術でサポートしてもらう形になるでしょう。

  1. 排卵因子
    通常の月経周期は25〜28日に当てはまらない月経不順の方は排卵障害の可能性があります。排卵障害になると早発排卵不全などの不妊症につながってしまいます。
  2. 卵管因子
    性感染症、卵管の閉塞や癒着などによって卵管に卵子が届かなくなることによって不妊症になることもあります。特に性感染症であるクラミジアは、女性の場合自覚症状がほとんどないため気をつけてください。
  3. 子宮因子
    月経時に出血量が多かったり、血液検査で貧血の診断が出たりした人は、子宮筋腫の可能性があります。子宮筋腫になると精子が着床したり、精子が卵子まで到達したりすることが難しくなるため、不妊の原因となります。
  4. 頸管因子
    子宮が変形したり、子宮頸部の手術をしたり、子宮頸部が炎症を起こしたりすると、精子が子宮内に届きにくくなり不妊の原因となってしまいます。
  5. 免疫因子
    女性の中には免疫以上によって、精子の運動を止めたり、障害したりする抗体を持っている方もいます。

生活習慣や環境に関するもの

  1. 晩婚化
    成人後の人間の体は年を重ねれば重ねるほど、機能は落ちていきます。一般的に30台後半以降は卵子の質も変化するため、若いときに比べると妊娠しにくくなる傾向にあります。
  2. ストレス
    仕事、プライベート、その他に日常で感じるさまざまなストレスによって体調を崩し、それが結果的に不妊につながってしまうケースもあります。この場合は、「ストレス=不妊」というわけではなく、個人差はあるものの間接的に影響を与えている、ということです。
  3. 生活習慣
    過度なダイエットや乱れた食生活は体調不良の原因となり、本来女性が持っている妊娠する力を奪ってしまいます。

不妊の原因になってしまう男性側の要素

体に関するもの

  1. 性機能の低下
    ストレスや加齢によって勃起能力が低下すると、性行為が満足におこなえず不妊につながってしまいます。また、刺激の強い自慰行為をおこなっていると、勃起はできるものの膣内で射精することが難しくなる膣内射精障害に発展してしまう恐れがあるので気をつけてください。また、糖尿病や動脈硬化も性機能低下の原因のひとつです。
  2. 精液性状低下、無精子症
    活動している精子の量が全体の20〜30%以下の場合は、精液性状低下といって不妊の原因のひとつです、これはホルモン系の病気や成人後のおたふく風邪などが原因でよく見られます。また、精液の中にまったく精子がない無精子症と呼ばれる状態の方もいます。

生活習慣や環境に関するもの

以下のような生活習慣は精子の量を減少させたり、活動を低下させたりするリスクがあるため控えましょう。

  • 喫煙習慣
  • 過度な禁欲
  • 睾丸を温めすぎる(ブリーフよりトランクスがよい)
  • 育毛剤の使用(プロペシアは男性ホルモンの働きを低下させる働きがある)
  • 肥満
  • 睡眠不足
  • 過度な飲酒
  • 長時間の運転
  • 精神的なストレスにいつも晒されている

参考:「一般のみなさまへ 不妊の原因にはどういうものがありますか?」一般社団法人日本生殖学会

そもそも不妊症の定義とは

結婚してなかなか子供ができないと、不妊症なのかもしれないと不安になるものです。そのような不安がストレスになると精神衛生上にもよくありません。根拠のない不安ほど始末に負えないものはないのです。

実は不妊症には明確な定義があるのです。不妊症の定義を知っておけば根拠のない不安を抱かずにすみますし、積極的に不妊鍼灸などの不妊治療をすることができます。

今までの不妊症の定義

最近になって不妊症の定義が変わっています。今までは、夫婦が妊娠を希望しており、通常の性生活を送っていながら2年以上たっても妊娠しない場合を不妊症と定義していました。なぜ2年以上という判断基準になっていたかというと、妊娠に関するデータに基づいて導き出されていたからです。

そのデータというのは、妊娠を希望している夫婦が通常の性生活を送っていれば、約8割が1年以内に妊娠しており、残りの2割のうち1割が2年以内に妊娠しているというものです。これにより、2年以上たっても妊娠しない場合を不妊症と定義していたのです。

新しい不妊症の定義

ところが名医を擁する日本産科婦人科学会では、平成27年8月に不妊の定義を変更しています。変更の理由は、海外のWHO(世界保健機関)などにおいては2年ではなく1年を不妊と定義づけているからです。日本も世界基準に合わせることになったわけです。

また、日本では女性の晩婚化が進んでいるため、妊娠する年齢も上昇しています。不妊の定義を2年から1年にすることによって、早期に適切な不妊治療ができるようにとの期待が込められています。

参考:お知らせ(不妊の定義の変更について):平成27年8月 公益社団法人 日本産科婦人科学会

不妊症の定義にあてはまらない場合

妊娠を望む夫婦が通常の性生活を送っているのに、1年間妊娠しないと不妊という判断がくだされます。ただし、この定義に当てはまらないケースがあります。それは女性に排卵がないなどの症状がある場合です。このようなケースでは1年間という定義にとらわれずに、不妊鍼灸などの不妊治療をした方がよい場合があります。

このようなケースの代表例としては、次のような症状があります。

子宮内膜症

子宮内膜というのは赤ちゃんの居場所になる所で、赤ちゃんのベッドといわれる大事な場所です。この子宮内膜に似た組織が子宮の内側以外にできてしまい、生理のたびに出血や炎症を起こす病気です。名医においても、なぜ子宮の内側以外にできるのかはまだわかっていません。

症状としては生理痛のような痛みがあり、月経時以外に骨盤(下腹部や腰)にも痛みが出ます。また性交痛や排便痛などもあります。年を重ねるごとに痛みが強くなっていくので我慢できなくなります。

日本子宮内膜症協会によると、子宮内膜症患者の半数が不妊症というデータがあるほど、子宮内膜症と不妊症は深いつながりがあります。ですから子宮内膜症の症状がある場合は、不妊症の定義に関係なく早期に不妊鍼灸などの治療をした方がよいこともあります。

参考:分担研究:子宮内膜症合併不妊患者に対する治療法の開発:平成 10 年度厚生省子ども家庭総合研究(PDF)

骨盤腹膜炎

骨盤の中には子宮や卵巣そして卵管などの臓器や器官があります。表面には骨盤腹膜と呼ばれる膜で覆われています。膣などから細菌やウィルスが侵入すると子宮頸管や子宮内膜、卵管や卵巣などが炎症を起こします。その炎症が骨盤腹膜に広がる病気が骨盤腹膜炎です。初期症状はお腹に圧迫感があり、寒気や発熱や吐き気があります。進行すると下腹部に強い痛みや慢性的な便秘や下痢を引き起こします。

骨盤腹膜炎の場合も不妊の原因になりやすいので、上記のような症状がある場合は不妊症の定義にとらわれないで早期に不妊鍼灸などの治療をした方がよいかもしれません。

鍼灸と薬による不妊治療の違い

病院で不妊治療をする場合、ホルモンバランスや子宮や卵巣の状態を検査して投薬治療を行います。このように西洋医学では内臓などの各器官を科学的に検査して治療法を見つけていきます。これに対して東洋医学の鍼灸では、身体全体の機能やバランスをみて体質を変えるという治療法を行います。

このような特徴から、子宮や卵巣などの器官に不妊の原因がある場合は薬などの治療法が、特に原因がないにも関わらず子供を授からない場合などは鍼灸治療が適していると言えそうです。

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