不妊鍼灸院で行われる治療いろいろ

不妊を解決するために不妊鍼灸院に訪れる人が想像する治療は、やはり鍼とお灸だと思います。しかし不妊鍼灸院ではその他にもいろいろな治療が行われており、それぞれの治療方法で異なる体質改善効果が期待できます。ここでは、不妊鍼灸院で主に行われる鍼、お灸、整体、アロマの4つをご紹介します。

不妊治療1 鍼灸

鍼灸は日本に古来から伝わる伝統的な治療法で、近年では世界的に高い評価を受けています。日本では未だに身近な治療法とはなっていないものの、鍼灸治療に興味を持つ人は増えているようです。そして、鍼灸で不妊症を改善できるという事実も徐々に広まりつつあるようです。

鍼灸は、東洋医学の考え方に基づいて体質改善を行う治療法です。心身のバランスを整えることによって、不妊の原因にアプローチしていきます。現在では西洋医学が主流となっていますが、不妊に対する鍼灸治療は数千年前から行われていたといわれています。

不妊治療が目的で鍼灸を受けるときに大切なことは、不妊鍼灸を専門としている医院を選ぶということです。普段から肩こりなどを治すために鍼灸を受けている人は不妊のための鍼灸も同じ医院でお願いしてしまいがちですが、不妊治療を熟知している専門家でなければ効果的な不妊鍼灸はできません。期待した効果を得るためにも、不妊治療において実績のある医院を選ぶようにしてください。

不妊治療2 整体

骨盤矯正

不妊で悩んでいる人の特徴の一つとして、骨盤が歪んでいる人が多いことが挙げられます。骨盤が歪んで動きにくい状態になると、その中にある臓器の働きまでもが低下してしまいます。生理痛や腰痛、便秘などの症状を慢性的に抱えているとすれば、それは骨盤が歪んでいることが原因かもしれません。

また、骨盤のゆがみの影響はそれだけでは収まりません。骨盤が歪むとその上にある背骨も歪んでしまうため、肩こりや首のこり、背中のこり、むくみ、頭痛、めまいなどの症状も引き起こします。さらに、自律神経にも悪影響を与える可能性があります。

「体調が悪くて整体を受けたら妊娠した」という人が多いのは、身体が歪んでいる状態だと妊娠しにくいためです。また、万が一妊娠できたとしても母体に大きな負担がかかってしまいます。いざ妊娠できたときのことを考えても、骨盤の歪みを直して健康状態を改善することはとても大切だといえるでしょう

不妊治療3 アロマ

アロマ

アロマは香りを楽しむだけのものではなく、脳に刺激を与えることで身体にも変化を及ぼします。この効果を利用した療法は「アロマテラピー」と呼ばれ、幅広い分野で応用されています。そして、アロマの力は不妊治療にも効果を発揮します。

妊活中はどうしても心に焦りが生まれてしまうため、リラックスできずにイライラしてしまいがちです。しかし、その感情は不妊の解決をより遠ざけてしまいます。なぜなら、ストレスはホルモンバランスを崩して不妊を引き起こす原因となってしまうためです。

アロマが不妊に効果的だといわれるのは、イライラした心を落ち着けてホルモンバランスを正してくれるためです。また、乱れた自律神経を整えて体調を改善する作用もあります。これによって生理不順の改善をはじめとした体質改善が期待できます。

一口にアロマといっても、アロマにはいろいろな種類があります。ストレスが溜まっていると感じているのであれば、リラックス効果のあるジャスミンやカモミール、レモングラスなどがおすすめです。また、クラリセージやアニスシード、フェンネルなどのアロマには通経・子宮強壮作用が期待できます。血行促進作用を求めるならジンジャーやゼラニウム、女性ホルモンの分泌を促したいならローズやイランイランなどが効果的ですよ。

不妊カウンセリングが受けられる鍼灸院も

不妊の悩みが増加していて、不妊治療を受けるカップルが多くなっています。不妊症にはいろいろな要因が考えられますが、因子が男女ともに同じくらいの割合ということはあまり知られていません。そのため、知識を持たない周囲の人たちから不妊治療は女性に重点を置くものと思われてしまいがちです。妊活中の女性は肉体的な負担が大きいだけでなく、周囲からの影響で精神的にもダメージを受けてしまうことが少なくありません。ゆっくり話を聞いてもらうことが必要な場合もあり、医師や看護師といった医療従事者ではケアしきれない面も出てきます。妊活中に大切なヘルスケアをサポートするのが「不妊カウンセラー」です。不妊鍼灸院には不妊カウンセラーが受けられる治療院もあります。

不妊カウンセラーとは

不妊カウンセラーは、日本不妊カウンセリング学会で認定されている要資格者です。妊活中のヘルスケアをサポートするプロフェッショナルの知識を有しています。不妊や妊娠、出産に関する情報を提供し、最適な不妊治療を選べるようにカウンセリングケアや研究活動をするのがおもな役割です。

資格の認定にはさまざまな規定があります。生殖医療に関しての基本知識や不妊に悩むカップルの心理や社会問題の理解、カウンセリングの基礎知識と応用など多くの知識と応用力が必要です。その上で、不妊カウンセラーの講座を受講し、5年以内に認定試験を受けます。認定後は5年ごとに更新が必要で、不妊カウンセラーとしての活動ポイントを取得していなければなりません。

鍼灸院にも不妊カウンセラーが在籍

鍼灸では、東洋医学を用いて治療を行います。不妊症のおもな原因と考えられているのは、排卵因子、卵管因子、男性不因子の3つです。女性の排卵障害や男性の造精機能障害が起きていると、受精がスムーズに行われず不妊の問題へとつながっていきます。体質的なことのほかに大きな影響を与えているのが、生活習慣の乱れやストレスです。神経系や内分泌系のコントロールがうまくいかなくなり、中枢神経やホルモンバランスの働きが弱まって妊娠しにくい状態になってしまいます。鍼灸は自律神経の乱れや血行改善に働きかけ、ホルモンバランスの乱れを整えるのに効果的です。鍼灸院の中には妊活サポートとして、不妊カウンセラーが在籍しているところがあります。名医といわれる国家資格を有する鍼灸師が不妊カウンセラーの資格を取得しているケースもあるので、チェックしてみましょう。

不妊カウンセラーに相談できること

不妊カウンセラーは、不妊に悩むカップルの気持ちに寄り添ってケアしてくれます。周囲に相談できる人がいなくてただ話を聞いて欲しいとき、どうしたら良いかわからなくなってアドバイスが欲しいとき、気持ちが整理できるようにサポートしてくれるのです。認定カウンセラーは、カウンセリングのスキルや知識を持ち合わせているので安心して相談できます。不妊治療や生殖医療の基礎知識を有しているので、処方された薬の効果や副作用、服用するのに気をつけるべきことも相談可能です。また、認定カウンセラーは日本不妊カウンセリング学会から、情報交換の場を提供されネットワークを構築しています。最新の情報を教えてもらえるので、治療の選択をするときに相談するのもおすすめです。ひとつの治療方法だけでなく、ほかの選択肢についても予測される結果を聞くことができます。主治医に直接聞くのがためらわれるときは、不妊カウンセラーに相談してみましょう。ほかにも、診察で聞き忘れてしまったことや処方された薬の効果や副作用、服用するのに気をつけるべきことも相談できます。

保険適用の治療方法はある?

不妊治療を行ううえで気になるのは、やはり治療費だと思います。どのくらいで不妊治療が終わるかという見当がつかないため、保険適用になればありがたいという気持ちは誰しもありますよね。しかし不妊において保険適用になるのは、問診、基礎検診、タイミング療法、人工授精、排卵誘発剤や漢方薬の処方など、ごく一部に限られます。鍼灸や整体、アロマなどで不妊治療を行った場合は残念ながら保険適用にはなりません。

自由診療で治療を受けた場合、鍼灸や整体は1回5,000円ほどが相場となります。なお、アロマに関しては鍼灸とセットになっていることが多いようです。単体で治療を受けると割高になりがちなので、いくつかの治療を組み合わせて受けるのもおすすめですよ。

自分に合った治療を選ぶことが大切

不妊鍼灸院では様々な治療方法が行われています。どの方法が合うかどうかは人それぞれなので、どの治療を試したいかを考えておくとよいでしょう。もちろん、不妊鍼灸院に実際に足を運んで相談することもできます。アドバイスを参考にしながらじっくり考えてみてください。

ただし一口に不妊鍼灸院といってもいろいろな医院があるため、全ての医院でここでご紹介した治療を提供しているわけではありません。不妊鍼灸院を選ぶときには、どのような治療を行っているのかもあらかじめ確認するようにしてくださいね。

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