どんな人が治療してくれるの?

不妊治療の1つとして行われている不妊鍼灸。世界的に注目されていて日本での知名度も上がりつつありますが、わからないことも少なくありません。治療を行う鍼灸師についても疑問の1つです。なんとなくイメージはできるものの、どんな資格なのか医学知識があるのか不安に感じますよね。安心して不妊鍼灸を受けるためにも、鍼灸師について知ることが大切です。ここでは、鍼灸師になるためのプロセスやどんな知識を持っているのかまとめていきます。

鍼灸師は国家資格

あまり知られていないかもしれませんが、鍼灸師になるためには国家資格が必要です。はり師・きゅう師になるのは簡単なことではありません。高校や大学卒業後に鍼灸系専門学校に通ったり、鍼灸学科のある短大や大学に入学したりして国家試験を目指します。年に1回実施される国家試験に合格することで、はり師・きゅう師の国家資格を取得できるのです。

鍼灸資格取得のための国家試験

鍼灸師の国家資格は、はり師・きゅう師の2種類に分かれています。両方の資格を有する人が鍼灸師です。受験のためには条件があります。1つ目は、高卒、高等学校卒業程度認定試験に合格していること。2つ目は、厚生労働大臣認定の学校や養成施設の課程を終了していることです。3つ目が国家試験の合格で、全ての条件をクリアすることで鍼灸師の資格が取得できます。国家試験の科目は、医学史を除く医療概論や、衛生学・公衆衛生学、関係法規です。ほかにも、解剖学や生理学といった科目や、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学も含まれます。さらに、東洋医学概論や経絡経穴概論、はり理論及び東洋医学臨床論と、鍼灸師は専門的な知識が必要な資格です。

鍼灸師が持つ専門的な東洋医学の知識

鍼灸師は東洋医学臨床論が試験科目にあるように、東洋医学について学んでいます。人間を自然の中の1つのものとして、自然界にある全てのものはお互いが影響しあっていると考えるのが東洋医学です。人体の内側の仕組みも自然の中の1つと考えています。そのため、細胞や組織、器官は別の機能を持っていますが、全体ではつながっているとみなしているのです。狭義としては、古代中国の伝統医学のことで、漢方や鍼灸、あんま、薬膳などの養生法を用いた医学体系を指しています。広義としては、東洋の伝統医学の総称です。インドのアーユルヴェーダやイスラム圏のユナニー医学、チベット医学、中国の伝統医学などが含まれています。

東洋医学と西洋医学の違い

そもそも東洋医学と西洋医学の違いが一般人にはよくわからないところ。2つの医学の大きな違いはそれぞれの治し方にあります。部品が外れて動かなくなった車を想像してみてください。故障した車は部品をはめたことで再び動き出しました。この場合、西洋医学では部品をはめたら動いたので治ったと考えますが、東洋医学ではどうして部品が外れたのかを考えます。車の中で振動が起こっていたことが原因だとすると、また外れてしまうかもしれません。そのため、東洋医学では振動を抑えることを考えます。原因となっていた振動を抑えることで部品が外れにくくなった状態を治ったと考える医学です。西洋医学は検査が主体でデータとして現れる異常に対応しますが、異常が見られない症状には効果的な治療方法がありません。東洋医学は検査で異常が見られない症状に対しても、経路や経穴を察知して治療を行います。名医といわれる鍼灸師は、経験や実績にすぐれていて症状がよくなると評判です。

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